パリ市内からメゾン・エ・オブジェ会場へのアクセス方法はいくつかありますが、私がいつも利用しているのはRERという電車です。海外旅行が慣れている方にとっては現地に着いてからでもわかるオーソドックスな方法ですが、初めてメゾン・エ・オブジェに行く方や初めてパリに行かれる方の参考になればと思います。
パリ市内から会場へのアクセス
RERのB線に乗って会場最寄り駅へ
RERはパリ市内と郊外を結ぶ鉄道網の名称です。RERは複数のルートがありそれぞれアルファベットで名称が振り分けられています。その中の「B線」を使うとパリ市内からメゾン・エ・オブジェの会場へアクセスできます。
路線図(英語)では青色の線です(2020年1月時点)。路線図にはメトロの路線ものっていて紛らわしいのですがパリを南北に(地図上を縦に)走る青い線を探すと見つけやすいかもしれません。
*ちなみに、フランス語で路線図は「plan」です。英語のplanと紛らわしいのですが知っておくと滞在中に役に立つ時があるかもしれません。
最寄り駅
メゾン・エ・オブジェ会場の最寄り駅は「パルク・デ・ゼクスポジション(Parc des Expositions)」という駅です。
駅を降りると目の前に会場が見えるので迷わず会場に到着できると思います。
・所要時間:パリ市内から20分~40分ぐらい(乗車駅による)
・片道料金:パリ中心部からの4.45€(2020年1月17日時点)
*パリ中心部から向かう場合、進行方向の真ん中より後ろよりの車両が改札口近くに停車します。
また、改札を通過したら会場へ向かう前に帰りの切符を購入しておくことを強くおすすめします。 帰りの時間帯、特に閉場時間の前後は駅が非常に混雑するのでその時間帯に切符を購入するのは避けた方が無難です。
電車内の治安について
私はバスやタクシーと違い渋滞に巻き込まれる心配がないのでいつもRER B線を使いますが、RER B線は治安の心配もあるようです。在仏日本大使館のサイトなどをみると具体的な被害事例が散見されます。この点は注意が必要です。
他方、このB線はシャルル・ド・ゴール空港(通称CDG)とパリ市内を結んでおりスーツケースを持った旅行者の多くが利用しています。また、私自身も今のところ危険な経験をしたり、事件を目にしたことはありません。そう言った意味では乗ったら危険というほどではないと思います。
ただ、「利用者の少ない車両は避ける」、「早朝や夜間の人気の少ない時間帯の利用は避ける」などの行動は心がけた方がいいと思います。
*上記は2020年1月現在の話ですが、時期によって状況が良くも悪くもなる可能性があります。常に情報をUPDATEすることを心がけ、最新の情報を得ることができない場合も周りの状況を見て現地の人が避けている行動は自らも避けるように心がけた方が良いと思います。
RER B線以外のアクセス手段
私自身は利用したことがないのですが、RER B線以外のアクセス方法として①タクシーや②シャルル・ド・ゴール空港から無料シャトルバスなどもあります。
なお、通常はパリ市内からのシャトルバスもあるのですが、発着地点のポルト・マイヨ(Porte Maillot)駅が工事中のためパリ市内発のシャトルバスは運行を休止しているようです(2019年12月9日現在)。
シャルル・ド・ゴール空港からのアクセス
日本からシャルル・ド・ゴール空港に着いて、そこからメゾン・エ・オブジェ会場に向かう場合は、先ほどの無料シャトルバスの他にRER B線を使うこともできます。
付録:個人的におすすめ滞在エリア
メゾン・エ・オブジェの会場までRER B線を使うことを前提にするとパリ市内の宿泊もRER B線の駅近が便利です。いくつか候補の駅がありますが、私は繁華街の近くより静かな居住エリアの方が好みなので、ダンフェール・ロシュロー(Denfert Rochereau)駅周辺の民泊をよく利用します。手前のポートロワイヤル(Portroyal)駅やルクセンブルグ(Luxemburg)駅も比較的静かな地域ですが、ダンフェール・ロシュロー駅はメトロも通っているので他の地域へ行くのも便利です。
メゾン・エ・オブジェの会場駅まで40分ほどかかりますが、比較的静かな雰囲気が気に入っています。
繁華街近くが好みの方はサン・ミッシェル・ノートルダム(Saint-Michel – Notre-Dame)駅が良いかもしれません。まさにパリのど真ん中のといった感じでショッピングにも食事にも便利です。
Airbnbなど宿泊関係の詳しい話は別の記事で書いていきたいと思います。