スポンサーリンク
いろいろ雑貨のコト

「メゾン・エ・オブジェ」2020年1月展の雰囲気

2020年1月17日~21日の5日間パリ近郊の見本市会場で開催されたインテリアと雑貨の展示会「メゾン・エ・オブジェ」に行ってきました。これまで出展者側で参加したり現地代理店のヘルプで訪れたことはありましたが今回の目的は情報収集がメインです。

なお、今回の記事は「メゾン・エ・オブジェ」ってどんな雰囲気なのかというざっくりとした内容になりますので、本格的なレポートを読まれたい方にはちょっと物足りないかもしれません。

5日間の訪問者数は8万人以上

昨年から続くフランス国内のストが1月に入っても収まらず交通機関等への影響が続いていたので、今回は例年より来場者が減るのではないかと思っていました。私自身も直前まで渡航を迷っていましたが、知り合いの現地コーディネーターさんが「何とかなりそう」と言っていたので渡航を決定しました。実際行ってみると、パリ市内から会場までのアクセスに限っては特別不便なことはありませんでした。

メゾン・エ・オブジェ2020年1月展の様子

そして、5日間の訪問者数は151ヵ国から 81,232人。前回の2019年9月展が76,862人でしたので減るどころか増えていました。ストの影響を気にしすぎたようです。

なお、会場が非常に広いので一部の人気ブースや通路が狭い場所を除けば歩くのも困難なほどの状況ではありません。ただし、お昼時のカフェなどは非常に混雑しています。ランチはサンドイッチなどを持参して簡単に済ませ、夕食でフランスの美味しい料理を楽しむというのも良いかもしれません。

アジアのブランドの出展者が増えている印象

一方出展者の方は、世界中から多くの企業やブランドが出展しており見ごたえがあります。丁寧に見ているとおそらく5日あっても足りないと思います。商品の開発者が自ら独りで運営しているようなDIY感あるブースから店舗をまるごと再現したような豪華なブースまで本当に様々です。自分のビジネスに関係ないブースでも足を止めて関係者に話しかけたくなります。そこで様々な刺激とアイデアをもらえることも少なくありません。

また、日本のギフトショーなども同じ傾向だと思いますが、アジア系企業の数がここ数年でさらに増えているように感じました。中国や韓国だけではなく東南アジアなど他の地域からの出展者も以前より見かけます。ローカルでエスニックなコンセプトの商品だけではなく、一見しただけではどこの国や地域かわからないグローバルなコンセプトを持った商品も多いのが印象的でした。

日本の各地からも個性的なアイデアやデザインをもった日本企業(ブランド)が出展されています。各ブースからはヨーロッパへ進出するという強い「情熱」が伝わってきました。メゾン・エ・オブジェ後に実際の販路を獲得することやそれを拡大させる部分がまた難しいところだと思いますが、まずはそのキッカケをメゾン・エ・オブジェで掴みとって欲しいと思いました。

出展者さんとのコミュニケーション

SNSで新しい商品やクライアントを見つけることは非常に効率が良いのですが、展示会はデザイナーや商品開発者または会社の代表者などと直接会話をすることでより細かいニュアンスや実際の商品を確かめられる点が良いところです。特に海外の企業との取引では直に話をすることで取引をする前に相手の信頼度などもある程度推し量ることができます。

個人的にちょっと印象に残ったブランド

helen b

ベルギーのhelen bというブランドは以前見た時に面白いデザインコンセプトだなと思ったのですが、その時はブースに男性が一人(確かデザイナーのHelenさんの旦那さんだったと思います)だけで、ブランドについて熱く語ってくれたことを覚えてます。そして今回は出展スペースが以前より大きくなって人も増えていたのでそのサイズアップ感が印象に残りました。

MyuM

デザイナーの方が自ら出展されていて全てハンドクラフトのkids雑貨(フランス)です。デザインと原色系の色合いにインパクトがあり、以前日本の芸大に留学されていた時に思いついた商品コンセプトだという話でしたので印象に残りました。

フランス国内ストの影響について

前述のように、 メゾン・エ・オブジェ会場へのアクセスに関しては大きな問題はありませんでした。ただ、パリ市内のメトロは多くの線が動いていなかったので観光や仕事でパリ中心部を訪れた方は苦労されたと思います。前週まではもっと大変だったようですが。
また、私はボルドーからTGV(フランス版の新幹線)でパリに入りましたが、席が取れないとか購入した列車が運休になるなどの大きなトラブルには遭遇しませんでした。

次回のメゾン・エ・オブジェ(パリ)

次回の開催スケジュールは2020年9月4日から8日までの予定になっています。

下記のメゾン・エ・オブジェのチケットや会場アクセスに関する記事もよければご参照ください。

スポンサーリンク

この記事を作成。神奈川県の海沿い在住。フランス留学の話やインテリア雑貨の話を書いています。40歳の時にフランス語始めて留学もしました。「フランス南西部」の海に近い街が気に入っています。

OlyのSNSをフォロー
スポンサーリンク
OLIHA NOTES