初めてフランスの語学学校に行った時、初日はあまりにもクラスについていけなくて焦りました(笑)。
私が通ったのはフランス南西部のボルドー(Bordeaux)という街にある私立の語学学校です。フランス語に集中したかったのでパリのように学校以外にいろいろやることがある街ではなく、ボルドーのような中規模の街にしました。ボルドーに関してはワインで有名という知識ぐらいしかありませんでしたが、とても過ごしやすい街でした。
初日はレベルチェックから
前日からホームステイ先に滞在していたので、初日はホストファミリーに学校まで送っていただきました。ホストファミリーが既に学校のスタッフと顔馴染みだったので和やかな雰囲気で挨拶を交わし、その後の手続きはすんなりと進みました。学校の初日よりホストファミリーとの初日の方が緊張したかもしれません(笑)。
そして、クラスが始まる前に軽くレベルチェックがありました。詳細は覚えていませんが、フランス語で短いインタビューがあった程度だったと思います。無事に一番下のレベルのクラスに決まりました(^^;)。一応、留学する前に日本で数か月ほど週1回フランス語の学校に通っていました。その程度のフランス語学習歴だったので初級レベルだとわかっていましたが、「一番下か。。。」と少し凹みました(笑)。
授業は全てフランス語で
「一番下だから、またABCからやるの?面倒だな。」などと思いながらクラスに入ったところ、本当にABCの確認からでした。ところがそれ以外は全く先生の言っていることが理解できませんでした。当たり前ですが全部フランス語で説明するんです(笑)。
「そうか、日本のフランス語学校では日本語で説明してもらってたから初級レベルでも理解できてたのか」ってことにその時気づきました(^^;)。「もっと下のクラスないの?」って本気で思いました。
フランス語をたくさん話すのがいい
そんな不安に感じるようなスタートでしたが、結果的には楽しいフランス語留学生活を送れました。
理由の1つは、クラスの中はもちろん外でもとにかくフランス語を話す機会を増やしたからかなと思っています。とにかく話していると通じることが楽しくなり会話そのものが楽しくなってきました。そうなると、フランス語生活そのものも楽しくなってきます。
もちろん、超初心者だったので初めからどんどん話せたわけではありません。ただ、周りのクラスメートが正解だろうが間違いだろうがどんどん発言しているので、それを見ている私もつられて積極的に発言するようになりました。「つられて」というよりどんどん積極的にならないと自分の発言するチャンスがなくなり会話のトレーニング機会が減ってしまうので必死に発言しました(^^;)。
初めのころは文法的には間違いだらけでしたが、クラスだけではなくカフェやスーパーなど外でも自分のフランス語が通じるのかを試したくなり、よく店員さんにも話しかけました。全然通じないなくても「試験じゃないから間違ったら言い直せばいい」って感じで話していました。時には、「正しくはどういうの?」って店員さんに聞いたりしていました。Bordelais(ボルドーの人)はフレンドリーな人が多く、私の無駄話にも結構つき合ってくれました。
そんなこんなで、クラス初日の不安にもかかわらずよくフランス語で会話をしました。結果的にはそのおかげで充実した留学生活を送れたのかなと思っています。